どうにもやるせないきぶんになってみようか

自分はお金を扱う仕事に就いているため、お金に関するトラブルというものを頻繁に目撃するのですが。
一番多いのが、借りたお金を返さない、と言うトラブル。
返せない、のではなく、返さない。
要は、日常を過ごすのに十分なお金はあるが、借りたお金を返していたらその生活が維持できなくなる為返さないと言うもの。
勿論そのような理屈が通る世の中ではありません。
そのような人物には取り立て屋さんが向かいます。
今日もそんな取り立て屋さんに追われている人が自分の職場に泣きついて来ました。
いや、貸せません、と何度言っても聞く耳をもたない。
金融機関には当然ながらブラックリストなるものが厳重に保管されておりまして、例えうっかり1度だけ返済が遅れたと言うささやかな情報すら、調べようと思えば調べられます。
そしてその人物はしっかりと黒でした。
此処で貸せば自分も切腹です。
(自分は融資交渉責任者なのです)

散々泣言を聞かされました。
この借金は親が残したものだとか、兄弟の保証人になったら借金の肩代わりを迫られたとか、賭け麻雀で負けた(苦笑)とか。

全て御自分の無知から来ております。

大抵の親御さんは借金を残すものですし。
保証人になれば支払う責任が有るのです。
賭け事は言うに及ばず。

まあ、ご当人も借りられるとは思っていなかったようなので、諦めて帰って行かれましたが。

ベンツでね。

先ず自分の生活を切り詰められてはどうかと言いたいのを我慢した今日でした。